2006年09月15日

お茶席での着物

「お茶会やパーティーに、紬の着物を着ていったらダメなんですか?」
とよく聞かれます。
 定石では
「紬は普段着とされていますのでお控えになった方がよいですよ。」
と答えるています。
でも、実際に普段に着てる人はなかなかいらっしゃいませんし、それに、やっぱりお値段高いですし「普段着だから」って言われても、普段じゃないよね。。。と思いますよね。

 で、いつの頃からか
「ダメとは申しませんがかなり修行が必要だと思います」
と答えるようにしています。



 まずは空気を読むこと。

お茶会もパーティーも、複数の人が集って、和やかな空気を共有するものですから、それを乱すのはあまりよろしくないと思います。
カジュアルなパーティーならともかく、お茶の世界はルールやコードが沢山あり「乱さず外す」のは難しいものです。まだ自信がないうちは、先生に相談したり、ルールの中でお洒落を楽しんでなじんでいくほうがご自分もそわそわせずにいられると思います。

 そして手の動き。

お茶会も、パーティーも、飲食が伴うので、手を伸ばしたり、上げ下ろししたりが多くなります。
滑りの悪い布は、袂の辺りでモコモコと溜まりやすいものです。よほど慣れていて、キチンと意識できなければ、もたもたと、田舎っぽい印象になりますし、汚れないかも気になります。かといって、もたついた袂をバサッバサッと振り戻しては、優雅さに欠けますよね。

私は、その辺りに自信がないので、避けるようにしています。特に、年がまだお若い場合は、周囲のベテランの方の目も光っておりますし、チェックが厳しいような気もするので。

ちなみに、茶器などに傷がつかないように、帯留めは使わない、指輪は結婚指輪だけにする、ピアスに関してはしない、か一粒のシンプルなものだけにする、という気遣いが必要です。(私の祖母ですと未だにピアスに関しては「親からもらった体に傷をつけて。。。」と非常に否定的なので、つけていなくても穴があるだけで嫌みたいですね。笑)

着付けにおいては、衣紋を余りぬかず、襟も詰め気味で、一番重要だと考えているのは足袋です。裏が丸見えですので、お茶室に着いてから新しいものに履き替えるぐらいでちょうどいいと思います。

自分の着物姿に自信が出てきたら、柄や色でちょっと遊びを取り入れていってもいいかな。

柄や色については、完全に先生の好みによります。年配の方中心の生徒さんで自分が一番若い、という場合は若々しいものが好まれますし、落ち着いた簡素な趣味が好まれることも。私がお聞きした中では、表千家の方が華やかな好み、裏千家の方が簡素な(色無地や柄や色が落ち着いた付け下げを)好みのような気がします。

着物の雑誌では、後ろの方に読者の方の着物姿一覧が出ています。私は「こんな方も?!?!」と思う驚きがあったりして着物雑誌の中で一番よく見ています。笑
posted by wabiyori at 11:33| Comment(0) | 着物FAQ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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