
実家の姉から届いた写真です。見て「何これ?」と。姉は結婚したばかりで、お腹には5ヶ月の子供がいます。で、家族で近所の神社に安産祈願に行ったらしいのですが、こんな気合が入った安産祈願は初めて見ました。。。
おばあさま二人(お腹の子からしたら曾祖母)まで着物ですか。。。ちなみに右側が私の家族なのですが、祖母ハマコは朝から張り切って着物で待機していたようです。。。両親はそこまですることないだろう、と思っていたのでスーツですが、びっくりしたようです。笑
そして、義兄の実家(写真左側)の気合の入ったこと。。。
神社のあとは、義兄の実家に。着いたら、控えの間というところへ通され、(田舎の旧家には何の用途か不明な、普段使用しない部屋がいくつもあるのです。)桜茶を頂く。
その後、仏壇参りして、「32代目で、平家の流れ。。。(多分→ここらへんだと思います。。。)」
という家の話をおばあさまから。
そうすると、祖母ハマコも何故か張り合い、「うちもなんたらかんたら(祖母はプライドが高いのです)、嫁に出すことなんて考えてなかったので、な〜んにも教えてないんですよ。オホホ」というテイストだったらしい。「男の子が3人も(義兄は3人兄弟の長男。弟の1人は既に結婚して子持ち)いて、誰でもアトをとれますよねぇ」とまだ婿取りを諦めてなかったらしいです。。。
という生暖かい会話をしながら、出前してもらったお寿司とオードブルをみんなで食べたようです。
姉は高校時代の同級生の義兄と長いこと付き合い「もういい加減結婚したら?」という周囲の声にも「面倒だ」とずっと結婚しなかったのですが、今ならその面倒具合がわかります。私は次女で地元を離れていてよかったな〜。笑
私が気になったのは、みなの着物のグズグズ具合ですけどね。ハマコは流石に着慣れていますが。あ〜、私がいればこんなグズグズにしなかったのに〜と。
また、姉は加賀友禅の色留袖を着ました。柄は華やかでも地色が落ち着いています。なので、義兄の実家からは「もっとカワイゲのある色を選べばいいのに」とチクリといわれたらしいです。笑
やはり、家や周りが絡んでくると、そこで好まれる着物を選ぶべきだと思います。それが自分が気に入らなくても。そういう自分の趣味で選んだ着物は別の機会に着るようにして、嫁としての着物はやはり優しい明るい色を選んだほうがいいかな、と。
たとえば、オレンジ、ピンク、薄い水色といったパステルカラー。家紋についても地元や家に合わせた方がいいかな、と。地方では冠婚葬祭では特に決まりが多いような気がします。(私の実家では、たとえば通夜ではグレーの色無地、葬儀では喪主は白、家族は黒といったようなものから、茶菓子一つでも何かとあります。)別にかまわないという家ならいいのですが、こだわる家では後々までチクチクと言われかねないので、それが流せる・気にしないという方でないかぎり、実際はその通りしなくても相談をして簡略化する、としておいた方が後々楽だろうな、と思います。
生まれる前からこんな大騒動なので、生まれてからの「お七夜」「初節句」。。。もろもろもそらぁすごい事になるんだろうなぁ〜と、他人事なのでワクワクしています。笑