あと、私は特定の方を否定する気もないし、他の人にどうこうしと欲しい、という意味で書いているわけではありません。
同業の方は常に私は応援したいと思っていますので。
ただ、私自身が「なんでこういった行動をしているか」について質問される事に対してのご解答です。
先日、私の記事のコメントで、美容師免許とヘアメイクについて質問がありました。

ヘアメイクの話に入る前に、私の友人の話をさせていただきます。
友達は、料理が得意で自宅でパン教室を開催していました。そして、パンが美味しいので販売して!と口コミで広がり、材料費+ほんの少しというお手軽さもあって、毎日の注文に忙しく過ごしていました。
そして、自宅を改築して工房を作ろうかな♪アシスタントも雇いたいな♪と私に話してくれていたんです。
たぶん、人気があるから同業から妬みがあったのか、ママ友トラブルでもあったのでしょうかね。
ある日、保健所の方が自宅に来たんです。
「こちらで無認可で製造販売されていたパンで、体調を崩した、と連絡がありました。」と。。
そう、食品衛生法上、食品を製造販売する場合は色々な決まりがあるのですが、友達は知らずに法令違反を犯していたんですね。
でも、知らなかったからといって交通違反がなくならないのと同じで、罰金と今後の自宅での製造は禁止になりました。
そして、それだけではなかったんです。
近所や子供の保護者の間で「あの人はモグリでパン焼いて、小遣い稼ぎしちゃってたら、保健所が来たんですって〜!」とうわさになったんです。
保健所に禁止されるような物を食べていた、と買っていた人で思ったのかもしれませんし、詳細はわかりませんが、犯罪者扱いに近かったそうです。。
しまいには、旦那さんの上司(堅い会社)に「どうなっているんだ?」と旦那さんが聞かれるほど。
そうなると、ずっと彼女のパン作りを応援していた旦那さんも「もう辞めろ!」となり、家族内も大変な状況になりました。
パン工房を作るために、色々調べていたところだったんですよ。
でも、そんな事があり、友達は心身ともに疲れてしまい、工房なんて作らない、教室もやめる、となってしまったんです。
実際、近所の方を相手にするローカルなエリアでの商売ですから、また教室を再開したりお店を開いても、うまくいくかはわからないですからね。。
まだ、友達は本当にいい子だな、と思ったのは「知らずに販売していて申し訳ない。食中毒など起きる前で良かった」と言っていたんですね。通報した人を逆恨みでもしていたら、たぶん私は今も仲良くしてはいなかったと思います。
法律は何のためにあるか、を考えさせられ、私の心に重く印象付けられた事件でした。
そして、私の話になるのですが、長くなりましたので、続きます。
