
サラっとした大島系の紬を着ました。蝶が織り込んであるので、帯も蝶で。帯揚げはこの前購入したかわいらしいの。蝶にイチゴって、すっかり春のコーディネートですね。
さて、生徒さんから質問を受けました。
「大島は春に着るもんだ、って母親に言われたのですが」と。

「春の大島、冬の結城」言われることもあり、お母様の言うことは正しいです。シャリっとさらさらした風合いの大島紬は春に、冬には真綿でほっこりと織られた、温かい結城紬が適しているという意味です。
着物好きの方たちは、「シュッシュッ」という大島紬独特の衣擦きぬずれの音を耳にすると、「春だな〜」と感じられるみたいですね。真冬は私は総絞りやどっしりとした縮緬も好きですね〜。逆に、5月に総絞りはちょっと暑く感じます。
沢山着物をお持ちで、お手持ちの中から選べる、ということでしたらそういう季節感にもこだわると楽しいですね。私自身は、色で温かみを感じるような大島なら今回みたいに冬でも着ています。空調がきいていることが多い昨今、特に寒く感じることもないですし。白大島とかは冬は寒く感じるので、コーディネートで工夫をしないといけませんね。
大島しかない、という場合は全然大丈夫だと思いますよ。色で暖かさを出してあげるコーディネートをしたいですね。
そういうのは、キマリ、というよりは、こうするとさらに素敵!というものでしょうか。季節の柄なんかも一緒ですね。特に無視してきても別にいいし、でも、季節に先駆けて着ていらっしゃったら素敵ですよね。
更新の励みになりますので




--------------------------------------------------
和日和着付け(出張もいたします。)http://wabiyori.net/kitsuke.html
昔のものだから、証紙もないし、どこ産かはイマイチ確認できません。
昔、私が初心者生徒だった時に先生に「これは、銘仙よ!」と言われ「大島って聞いたんですが」と返事したら、何も知らないから、みたいに言われたのを思い出しました。
やっぱり、銘仙では少なくともないかな、と(笑)