2007年07月03日

嫁入り道具としての着物

結婚される娘さんがいらっしゃる生徒さんから相談されました。呉服屋さんで「最低でも喪服は揃えないと」と言われたけどどうしようか、ということでした。

私は未婚ですので、経験からは言えない所なのですが、昔は箪笥一棹揃えられる家も多かったと思いますが(+40歳〜の方ですと白生地の反物など)、マンションにお住まいの方がほとんどの今、置くところもないですし、着物を揃えたけど全部送り返してきたと、小中の同級生の母が寂しそうに言っていたぐらい、着ない人にとってはまさに箪笥の肥やしとなってしまうかもしれません。

しかし、いつ着たいと思うかもしれませんし、嫁がれた先で着物を、と言われたとき、急にそろえるのは大変です。
それに、後で実家から着物を送るもの、なかなか難しいものです。

ですので、自己満足や見栄と思われても、できる範囲でご用意して差し上げるのもいいのではないか、と思います。使われるかは、娘さん次第ではありますが。。。

まぁ、呉服屋さんとしては、成人式が終わったら次は嫁入りはかきいれ時となりますので、一通りは、とすすめられたのもあると思います。笑

活用度が高い、色無地、色留袖、訪問着、小紋に袋帯、名古屋帯が一枚ずつあれば行事はこなせると思います。夏物や単衣まではまぁ娘さんが着物好きでないかぎり、そろえなくてもいいかな、と。

さらに余裕があれば、喪服でしょうか。若いうちは葬儀では細々と動くことが多いので喪服をそろえない場合は、洋装でもいいので一着用意しておくと何かあったときに助かります。

喪服は嫁いだ後で仕立てるタイミングはなかなかありません。老人がいらっしゃる家庭ですと、特に。ですので、仕立てるとするならば、嫁入り前に、とは思います。
19歳の厄落としに仕立てられる方、お盆やお彼岸に揃えられる方、御目出度いことがあった時に揃えられる方(嫁入り道具はこれにあたりますね)、色々いらっしゃるようですが。

というのが一般的な例ですが、なんといっても一般論では済ませられないのが結婚です。相手方が着物を着られる家だと作ってくださる場合もありますし、結納の時の結納金にそういった着物などの準備のための資金も入っている場合があります。
田舎ですと、何はなくとも喪服・黒留袖、と思われる家もあるかもしれません。

今はそこまでこだわる家は少ないと思いますが、一言ご相談されてもいいと思います。
嫁に来る方に贈り物をしたい、という姑さんも多くいらっしゃいます。そういった時は、帯はありがたく仕立てていただき、他は実家で、などという事もありますね。

私の友人の例では、嫁ぎ先はカジュアルな家で着物にもこだわりがなかったが、実家から母が頑張って一揃え持たせてくれた。義理の弟の結婚式で留袖を着たのだけど、嫁ぎ先の家族は皆レンタルで少し安っぽく、私の友人の留袖が浮いてしまい(義母は気にしてないだろうけど)、かえって肩身が狭かった、という話も聞きました。


私はそれらを聞いて「う〜〜ん色々な家があるもんだ。結婚って大変だなぁ」と思ったものです。笑
posted by wabiyori at 01:41| Comment(2) | 着物FAQ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは☆
私は、付け下げ一枚と小紋二枚、夏冬の喪服一式を持たせてもらいました。
夏の喪服以外は袖を通しましたよ〜(^-^)v
嫁入りの時に揃える喪服(留袖など)は実家の紋を入れるので、
それがまた嬉しいと言うかなんと言うか…、自分の出生の証明が
そこにあるかんじで良かったです。
Posted by やっぴー at 2007年07月03日 07:59
こんにちは♪

着物を着られる方には付け下げと小紋は大活躍ですね〜!

礼装は前々から決まっていることが多いので、レンタルでも大丈夫そうですが、確かに喪服は急な事がほとんどなので、レンタルを準備する時間がないかもしれないので、持たせて損はないというところなんでしょうか。
私自身はまだ出番がありません。

そういえば、喪服もですがいいお数珠も自分では揃えにくいので、
嫁入り道具に入っていると重宝しそうだな、と思いました。

私も実家の紋が入っているのが好きです。
守られてるという感じがするんですよね。
Posted by wabiyori at 2007年07月03日 17:26
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