
6回のレッスンを終えられた生徒さんです。
体が柔らかくてらっしゃって、着付けを覚える難関のお太鼓作業もスイスイ。余裕があったので銀座結びもしっかりマスターされました。
私は銀座結びは前結びをメインでやっています。普通のお太鼓は脇にひっかかりやすく、回すのが大変ですが、銀座結びですと位置が低いので半幅の帯の時と大差ありませんし、大きさ(長さ)のバランスを調整しやすいからです。
背中でのお太鼓は結んだりねじったりしない仮紐を使う方法ですが(体が柔らかければ背中でも結べるのでしょうが。。)、仮紐の方法ですと銀座結びがペタッとなりやすいんです。
銀座結びは背中はピタッと、横から見ると三角形になるのが粋で素敵。たくし上げたタレの長さ調整の部分がちょうど三角形の底辺、マチになります。
柔らかい帯だと小さくなるので年配の方向け、おばあちゃまじゃない方はある程度張りのある帯地や帯芯がしっかりした物がボリュームがだせてバランスがとりやすいかと思います。
また、位置が低めのため、背中が広く出ます。身長が「150ちょっとだし、、」というミニな方はあまり気にしなくてもいいですが、普通以上の方は、背中が広く見え過ぎないように、いつもよりグッと襟紋を抜きましょう。銀座結びの太鼓部分は帯の上線から、タレの端はお尻の一番高い位置を超えないぐらいで調整してみて下さい。
銀座結びは普段着物の結び方、襟をゆったり開けるとリラックス感が出ますよ!
20代だとちょっとまだ粋過ぎるのは早いかと思うので、30代以上の方に試してみていただきたいですね。